FILLER WAX Pは、結晶を形成しオイルを固めるような典型的なワックスと異なり、オイルを固化しない奇妙なワックスです。
オイルの中で微粒子のような形で存在し、フィラー(充填剤)として作用します。例えば、厚みのあるマットなリップスティックを作る場合、つやを軽減するためオイルの量を減らすことになるかと思いますが、そこで減らすオイルの代わりとしてこのワックスを添加できます。また、皮膚に均一な塗膜を作りたい場合にも活用ができます。
製品名: FILLER WAX P Deo表示名称: 合成ワックスINCI名称: Synthetic Wax融点: 83.0-95.0℃外原規対応: 可 数量: 10 kg自然指数/自然由来指数 (ISO16128): 0.00 / 0.00
FILLER WAX RP3010はライスワックスと合成ワックスのブレンド品です。結晶構造を作りオイルを強固に固めるといった作用はありませんが、オイル(特にイソドデカンやヘミスクワランなどの低極性油)中で粒子状に存在し、固形分として処方を満たすことができます。オイルを覆わず、オイルの中に存在するため、オイルの揮発を妨げず皮膚やまつ毛に被膜のように付着します。もちろんリキッドファンデーションのような液体処方で被膜剤や感触改良剤として便利に使えますが、とりわけ揮発性オイルを使ったマスカラやアイブロウでおおいに効果を発揮します。
製品名: FILLER WAX RP3010表示名称: コメヌカロウ、合成ワックスINCI名称: Oryza Sativa (Rice) Bran Wax (and) Synthetic Wax融点: 81.0-86.0℃外原規対応: 可 数量: 10 kg自然指数/自然由来指数 (ISO16128): 0.75 / 0.75
一般的な炭化水素ワックスはオイルを覆うように結晶構造を形成します。例えば、リップワックスを作る際はこのタイプのワックスを中・高極性のオイルと組み合わせ、強固な結晶を作るよう処方を設計します。
一方で、FILLER WAX RP3010はオイル(特に低極性油)の中で粒子として存在します。オイルの揮発を妨げないため、RP3010と揮発性油の組み合わせはマスカラやアイブロウなどで効果を発揮します。写真はイソドデカン中で形成されたライスワックスの粒子です。
ここに記載された情報は正確で信頼できるものであると考えますが、いかなる製品の情報、性能、安全性、安定性に関しても、明示または黙示を問わず、いかなる保証も行うものではありません。さらに、ここに記載されているいかなる内容も、現在または将来存在する特許権またはその他の所有権を侵害する可能性のある製品の使用、製造、販売に関する提案または推奨、あるいは規制要件への準拠として解釈されるものではありません。